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おんしつこうか【温室効果】 [用語]

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おんしつこうか【温室効果】

 太陽放射は大気にあまり吸収されずに地表面に達するが、地表面からの長波長放射(赤外放射)は大気中の水蒸気、二酸化炭素により吸収される。
 大気のこのような作用は大気や地表面の放射冷却を和らげる効果があり、温室のガラスの作用に相当するため、温室効果と呼ばれる。
 大気の温室効果のため、地表面温度は約33℃昇温。
 大量に使用される化石燃料のため大気中の二酸化炭素の量が増加して地球の平均気温が上昇する傾向(地球温暖化)にある。
 砂漠の増大や海面上昇などの可能性があり、対策が国連環境会議で検討されている。
 なお、二酸化炭素、水蒸気のほか温室効果をもつメタン、一酸化二窒素、フロン、オゾンなどを含めて温室効果気体という。
〔百科事典 マイペディア〕
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(注1) 実際の温室は、ガラスが赤外線を吸収するから温まっているのではありません。赤外線を吸収しないガラスで温室を作って実験したら、赤外線を吸収するガラスで作った温室との差はほとんど無かったということがわかっています。温室内が温かいのは、温室内の温まった空気が温室外の冷たい空気と混ざらず、熱が外に逃げにくいからです。つまり、温室効果とは、温室は温かいというイメージを利用するために温室効果と称しているだけで、実際の温室内が温まる作用とは関係が無いのです。
 常温付近の温度では、熱の移動は伝導や対流によって行われ、輻射(赤外線)による熱の移動はあまりないということも物理的にはわかっています。よって、常温付近で、熱が輻射だけで移動しているかのような、温室効果による地球温暖化説はそもそも物理的にみると疑わしい理論なのです。(心如)

(注2) 「大気の温室効果のために、地表面温度は約33℃昇温」とあります。しかし、温室効果の大きさが約33℃の昇温というのも乱暴な話です。地球に大気が無くてもアルベド(反射能)が今と同じとしたら、太陽放射と地球放射の釣り合う表面温度の平均が約マイナス18℃になるというのは計算で求められます。そして、実際に地球表面の気温や海水温を観測して平均を求めたら約15℃になるのも事実のようです。
 しかし、問題なのは、大気がなくアルベドが今と同じ地球を想定し、太陽放射と地球放射が釣り合う理論値を算出した平均表面温度マイナス18℃と、大気がある実際の地球で観測された平均気温約15℃の間に約33℃の温度差があっても、その温度差の約33℃が全ていわゆる温室効果によるものだとするは無理があります。
 地球に大気が無い場合の平均地表面温度が約マイナス18℃で、大気が有る場合の平均気温が約15℃であれば、大気による保温効果が約33℃あると言うのは間違いありません。でも、その大気の保温効果約33℃の中にいわゆる温室効果と呼ばれる作用が含まれており、温室効果によって何℃昇温しているかは議論されていません。
 温室効果によって地球表面は約33℃昇温していると言うのは、大気の厚みによる保温効果を無視した乱暴な議論であるということを、なぜ科学者は指摘しないのか不思議でなりません。(心如)


タグ:地球温暖化
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