おんしつ【温室】 [用語]
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おんしつ【温室】
熱帯または亜熱帯の植物を栽培するために建てられる加温設備をもつガラス室のことで、近年では塩化ビニルなどもガラスに代わって用いられる。
両屋根式や、スリークオーター(不等辺屋根)式、あるいは装飾的建築として建てられるコンサーバトリーなどが基本となっているが、近年では観光温室的な大温室も盛んに造られている。
石炭、重油などを燃料とし、温湯、蒸気、温風などで加熱され、栽培する植物により温度が決められる。
温室は半永久的に使用する施設であるが、ビニルやポリエチレンフィルムを張った年間の特定の期間だけ使用する植物栽培用の建物はハウスという。
〔百科事典 マイペディア〕
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(注) 温室の説明の中に、長波長放射を温室のガラスが吸収するから、温室の中が温まるということはまったく書かれていません。温室は、石炭、重油などを燃料として、温湯、蒸気、温風で加熱されとしか書かれていません。
つまり、いわゆる「温室効果」と呼ばれる作用と、実際の温室には関係が無いのです。温室が温かいのは、内部の温まった空気が外部の冷たい空気と混ざらないから温かいのであって、温室のガラスが赤外線を吸収するから温かいのではありません。(心如)
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